日刊「自分の仕事は、自分でつくる」

明日のヒントと、実行力の磨き方[7年間、毎日更新中!]

「あれもこれもやっている」は、「本当にやるべきこと」をひとつに絞り込めていないことへの“言い訳”である

企業、行政、個人を問わず、「ビジネスが上手くいかない…」「仕事で結果が出せない…」という相談を受けることがあります。

 

僕も決して上手くいっているわけではないので、偉そうにアドバイスなんてできないのですが、それはさておき…。
そこでまず最初に「どんなことをやっているんですか?」と聞くと、だいたい「あれもこれも…」と羅列してくれる。それに対して「で、一番大事なことはなんですか? そしてその一番大事なことを、どのくらいできていますか?と聞くと、「……(無言)」となる。

 

僕からすると“あれもこれも”の羅列は、「本当にやるべきこと」が見えていない、そしてそれについて最後まで考えて、答えを出せていないことへの言い訳です。
成果とは「一番大事なこと=成果につながることを、しっかりとやり切る」ことが大前提。僕もよく自分自身に言い聞かせているのですが、「一番成果につながることをおろそかにして、二番目の“あれ”や、三番目の“これ”なんてない! まずは一番大事な成果につながることをやり切れ! 話はそれからだ!」なのです。

 

僕は『ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果』という本の考え方が大好きなのですが、ひと言でわかりやすく書くと、「それをすることで、他のすべてがもっと容易になるか、不必要になるような、今の自分ができる『ひとつのこと』は何か?」を考え、見極めて、そこに集中することこそが大きな成果を上げる唯一の道であるという考え方です。スティーブ・ジョブズもビル・ゲイツもウォルト・ディズニーも、すべては一点に集中することからはじめ、まるでドミノ倒しのように、エネルギー量を増しながら成功までたどり着いた例である、という話です。

 

さらに書くと、一点に絞らず、効果的だと考えられているいくつもの手段の中には、効果的ではないばかりか、実はそれこそが成功を妨げている要因になっていることもあると、本には書かれていたりもします。そう、良かれと思ってやっているあれもこれも、成功から遠ざけている要因なのかもしれないのです。だから“まずは”、一点集中。そのあとに“あれ”をやって、“これ”をやることが大事なのです。

 

今、目の前にある大事なプロジェクト。“それ”をすることで、他のすべてがもっと容易になるか、不必要になるような、今のあなたができる『ひとつのこと』は何でしょうか? まずはそこを見極めて、しっかりとやり遂げてみましょう。