僕が2〜3年に1 度くらいのペースで、定期的にやっていること。
「ここ最近、新しいことを受け入れる吸収力がなくなってきたなー」「考えが凝り固まってきて、思考に柔軟性がなくなってきたなー」と、そんなふうに思うことが2〜3年に1 度くらいの周期でやってくるのですが、そのときに意識してやるようにしているのが、「苦手かつ面倒に感じることをはじめてみる」です。
慣れていること、得意なことばかりを続けていると、人は劣化していくものです。そして僕の場合の劣化とは、新しいことを受け入れる吸収力がなくなり、思考に柔軟性がなくなることです。そしてそれを解消するための脳みそのストレッチが、「苦手かつ面倒に感じることをはじめてみる」なのです。
詳しくは聞きたい人だけにお話をしますが(隠すことではないのですが、長くなるので…)、僕が脳みそのストレッチではじめたのは「お金」に関すること。
ちなみに先に書いておきたいのは、「お金の勉強」だけではなく、「お金の実践」です。「勉強」ではなく「実践」は、重要なポイント。
お金を稼ぐことや経営に関することなど、「お金」は苦手ではないのですが、正直考えなくていいものなら考えたくない。これからの人生設計や教育において、お金に関する知識は最重要事項であることは重々承知ですが、それでもやっぱり、面倒くさかった…のですが、はじめてみました。で、実際にはじめてみると、「百聞は一見にしかず」なことが、次から次へと出てくる。「そうか、こういうことだったのか!」「だったら、こうやってみたらいいよね!」と感情や思考が動き、これが未来につながる知識になり、脳みそのストレッチになるのです。
伝統工芸についても、関わりたいと言いながら「勉強」ばかりしている人が多い。大切なのは、「実践」。「百聞は一見にしかず」の数だけ、吸収力や行動力は上がり、思考の柔軟性が高まるのです。