できない理由よりも、できる理由を。
失敗する可能性よりも、成功する可能性を。
失ってしまった物よりも、手元に残っている物を。
同じ場所に立っていても、同じ景色を見つめていても、同じ状況に置かれていても、僕は“目(意識)を向ける方向”によって、仕事のスピードや行動量はもちろんのこと、メンタルもモチベーションも、すべてが変わると考えています。言うまでもなく、成果や評価さえも変わってくる。
ただ、日本人の特性または傾向なのか(正直、日本人という大きな主語でくくることは嫌いなのですが…)、あるいは今の日本の職場環境によるものなのか、マイナスな方向ばかりに目を向けて、考え、動いている人が多いように見えます。
できない理由を探し、失敗する可能性に目を向け、失ってしまった物を考える。
できる理由を探し、成功する可能性に目を向け、手元に残っている物を考える。
前者の自分Aと、後者の自分Bがいるとします。
今やっている大事な仕事に対して、それぞれの“人格”で次のアクションを考えてみてください。ほら、一歩目からまったく違ってこないでしょうか? どちらの自分が楽しそうに仕事をしているでしょうか? 客観的に見たとき、どちらの自分が結果を出せそうでしょうか?
性格もあるし、癖もあるので、どうしてもネガティブな方向に目を向けてしまうのは、仕方ないことです。でも、ここを変えていくことが大事。意識だけで変えるのは難しいので、仕組み(やり方)で変える。僕もようやく今では無意識にできるようになりましたが、最初はできない理由を探し、失敗する可能性に目を向け、失ってしまった物を考えていました。それを仕組みで変えたのです。
どんな仕組み?
目に入るところに紙に書いて貼っておき、自然と目に入る手帳にも書いたりして。そう、地味でベタなやり方で、自分に少しずつ浸透させてきたのです。
できない理由よりも、できる理由を。
失敗する可能性よりも、成功する可能性を。
失ってしまった物よりも、手元に残っている物を。
ぜひ、いつも目に入るところに。