実はつい先日、新しい書籍出版のオファーをいただきました。個人的にもワクワクする企画書を送っていただいたので、とても楽しみなのですが、それは正式に決まったら改めてお話させていただくとして…。
僕は2017年に『子どものためのニッポン手仕事図鑑』という本を出版しました。
手前味噌ですが、たくさんの図書館や学校に置いていただき、重版3刷出来にもなりました。そんな実績もあり、今回も子ども向けの伝統工芸に関する本なのですが、それとは別に僕はいつかまた違うジャンルの書籍も書けるように計画し、実現できるように成長していきたいと考え、動いています。
で、違うジャンルとは、どんな本か?
このようなブログを書いていることもあり、キャリア論やスモールスタートのビジネスのつくり方といったビジネス書も書いてみたいですし、文章の面白さを教えてくれたのは小説なので、いつかは小説も書いてみたいとも思っています(職人さんを主人公にした小説は書けるような気がする…)。
でも、もうひとつ書いてみたいジャンル(?)の本があります。
『LIFE PACKING 2020』という本をご存知でしょうか?
高城剛さんが書かれた本で、たまたまTwitterでどなたかが紹介されていて、「お、面白そう!」と興味を惹かれたので買ったのですが、とても面白かった。
以前は大きな家で暮らし、大量の物を所有していた高城さんが、生きるために必要なアイテムを極限まで減らし、ついにはキャリーケースと小さなバックパックに収まるまでに削減したのですが、それらのアイテムを紹介した本です。ちなみに僕は読んでいないのですが、2012年版、2016年版に続くシリーズ第3弾なので、コアファンは高城さんの“進化”を楽しまれているようです。
実は…ともったいぶるほどのことではありませんが、僕は今、自分の所有物を減らしに減らしまくっています。
数年前から少しずつ減らしてきたのですが、不思議なもので、物が整理できれば、自分の思考や頭の中のタスクなどの整理が上手くなり、心が軽くなることがわかったので、自宅、オフィスにある持ち物を積極的に減らすようになりました。今は自分の中では75点レベルくらいの感覚で、「明日から海外で勤務せよ!」と命令されても、(自分の荷物だけを見れば)1〜2時間で荷物が片付くレベルにはなりました。
「持ち物を減らす効果」については多くの方が語られていますし、持ち物に対する価値観はひとりひとり異なるものなので、「荷物を減らせ!」「みんなもやろう!」と押し付けるつもりもありません。ただ僕個人の話をすれば、頭の中がクリアになって、行動力が上がったのは事実。さらに書くと、自分の未来について考え、いざ進もうとするとき、持ち物を手放す前は“都心の迷路のような道を進んでいる”感覚がありましたが、今は“気持ちよく自然の一本道を走っている”感覚。直接的な関連性を証明することはできないのですが、僕は持ち物を減らしたことによる効果だと思っています。
持ち物を減らせば、本当に大事なものは何かがわかるようになり、大事なものだけが見える状況になる。そして、大事なものが手元にあることを日々実感できるので、自己肯定感も上がる。先ほども書いたように、所有に関しては個々の価値観であり、人生観。押し付けるものではありませんが、いつかは自分の働き方やライフスタイルも含めて、高城さんの『LIFE PACKING』のような本を書いてみたいと思うのです。
もちろん、まずはオファーをいただいた本から本気で取り組みます。