先日、「こども商品開発」というイベントに審査員として参加させていただきました。小学3〜6年生までの7人が新しい伝統工芸品の新商品のアイデアをプレゼンテーションするという企画で、発想力はもちろん、リサーチ力やプレゼン力にただただ感動させられました。お世辞抜きに、ここ1年くらいで一番感動したかも…。こういう取り組みはどんどん開催してほしいし、僕自身も参加したい。
で、今日はそのイベントからちょっとネタをいただき…。
小学生たちのプレゼンの内容は公開できないので、僕と同じく審査員として参加していた中川政七商店さんで商品企画をされている方が、最後に小学生に向けて送ったメッセージを紹介してみたいと思います。
それがタイトルにもある、『失敗しないための唯一の方法は「経験」をすること、経験をするための唯一の方法は「失敗」をすること』。
その日のために準備をして、緊張しながらプレゼンテーションをした小学生に向けた素敵なメッセージだなぁと、ひとり感心していました。そして、その中でさらに思ったのは、実は失敗しないための方法は、“もうひとつ”あるということです。
何か?
失敗しないためのもうひとつの方法は、「挑戦しないこと」です。
大人になると、どうしても失敗が怖くなります。そして、失敗を避けるための選択肢として、「経験をすること」ではなく、「挑戦しないこと」を選ぶ人が多かったりする。これは事実だと思います。
誰でも失敗したくない。恥ずかしい思いをしたくないし、傷つきたくもない。なので、どちらを選ぶか? に正解はない。ないからこそ、自分で決めることが大事なのです。