先日、あるビジネス誌を立ち読みしていたら(雑誌名をメモしておくのを忘れてしまった…)、仕事・人脈・成長の可能性を潰す『5つのD』というものが紹介されていました。『5つのD』? 仕事・人脈・成長の可能性を潰す単語? 皆さんはどんな『D』を思い浮かべたでしょうか?
正解は、「でも」「だって」「だから」「だけど」「どうせ」の『D』です。
この言葉のあとには、言い訳などのネガティブなフレーズしか続かない。そのフレーズを発するたびに受け取った相手からの信頼や期待を失い、任せられるはずの仕事や新しいチャンスが離れていくので、成長する機会も失うことになる。言うまでもなく、周囲の人も離れていくというわけです。何よりも自分の心をネガティブにしたり、自己肯定感を下げたりもするので、周囲に与える影響だけでなく、自分自身へのマイナスの影響も大きいのです。
僕が以前所属していた会社の上司も言っていましたが、「でも」「だって」「だから」「だけど」「どうせ」は“癖になる”のです。これがややこしい…。
一時的にチャンスや人脈、成長の機会を失うだけなく、“失い続ける”という怖さがある。だからなるべく発しないように、普段から意識することが大切なのです。そして、意外と自分自身では気づけないこともあるので、周囲の信頼している人に「『5つのD』を使っていたら、すぐに指摘して!」とお願いしておくのもいいかもしれません。
どんな言葉を発するかも大事ですが、“どんな言葉を発しないか”も、それと同じくらい大事なことなのです。