自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

大牧圭吾の「1日の時間割」のつくり方

今日は「1日の時間割」について書いてみたいと思います。

 

環境や仕事内容、立場によっても異なりますし、ご時世的に万人に推奨できない部分もあり、1記事600〜1000文字と決めているブログでは説明が不十分になる恐れがあるので、コーチング的な個別相談以外は自分自身の働き方については具体的に話すことはあまりしていません。ただ今日は「1日の時間割ってどんな感じ?」という質問をいただいたので、せっかくの機会ということで「1日の時間割のベースの考え方」について書いてみたいと思います。

 

もちろん、日によって変動はしますが、基本形のお話をすると、『仕事:10時間』で、『学び&トレーニング:2時間』という12時間を確保します。
ブログを書く時間は『学び&トレーニング』に含まれます。こちらの時間については、また別の機会に書いてみたいと思います。

 

で、『仕事』の10時間をどのように使うか?
ポイントはふたつあって、ひとつ目は『“空白の2時間”を必ずつくっておく』ということです。
つまり、8時間はあらかじめ仕事のスケジュールを組んでおきますが、2時間は何も埋まっていない時間として確保しておく。その2時間は“急に入ってくる”重要度の高い仕事のための時間(注:重要ではない急な仕事は、その2時間で対応しません)ですが、もし重要度の高い仕事が入ってこなかった場合は、「緊急ではないけど、重要な仕事=未来をつくるための時間」に充てています。そう、未来をつくる仕事の時間って、強く意識をしていないと置き去りにされてしまうからです。ひとつ目のポイントは「必ず未来をつくるための2時間を確保する」です。

 

もうひとつは、『細切れの時間割にしない』です。
たとえば、大事な仕事「A」と「B」に加えて、そこまで大事ではない仕事「C」「D」「E」「F」「G」「H」という業務を抱えていたとします。
意外に多いのは、1日目に「A」+「B」+「その他」をやって、2日目、3日目も同じように繰り返すということ。

 

僕はそういったスケジュールは組まず、1日目に「C」〜「H」の業務を終えて、2日目に「A」に専念して、3日目に「B」に専念するということを意識しています。1〜3日目の業務の順番が変わったり、その他の業務の都合で完全に専念できないことも多々ありますが、とにかく大事な仕事に専念できる(=マルチタスクにしない)ように時間割をつくる。こうしないと、仕事のクオリティを上げることも、結果を出すこともできないからです。

 

ふたつ目は意外と難しいと思われがちですが、相手に締め切り=いつ提出するかをしっかりと事前に伝えておくことで、実現可能だったりします。僕自身がまだ下っ端だった頃でもできていたことなので、「そんなことはできない! できるのは、一部の人だけだ!」とあきらめる前に、ぜひ工夫をしながらやってみてほしいと思います。
きっと、今まで以上に気持ちよく、質の高い仕事ができるようになり、成長する機会も次のチャンスもやってきてくれるはずです。