自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

出世とは、「どこの会社でも通用する自分」になることである

「出世とは『世に出る』と書く。会社に評価してもらうためではなく、どこに行っても通用する自分になるために頑張ること」

 

この言葉は、残念ながら2014年に亡くなられた藤巻幸大さんの言葉です。藤巻さんと言えば、伊勢丹のカリスマバイヤーとして名を馳せ、その後、藤巻百貨店を立ち上げたことでも知られています。このブログの数少ない人気記事のひとつに「できるだけお金を使わずに、貴重な体験をする」という今も読まれ続けている記事があるのですが、僕自身も藤巻さんに影響を受けたひとりです。

 

その藤巻さんが残した言葉として、冒頭の言葉を紹介されている方がいました。

 

僕は4回の転職を経験していて、転職推奨派ではありますが、ひとつの会社で勤め上げる人のことを否定しているわけではありません。事実、ひとつの会社で働かれている方の中にも、尊敬できる人はたくさんいますし、日々一緒に楽しくお仕事をさせていただいています。

 

ここで念を押しておきたいのは、それらの方は「今の会社で通用“していれば”いい」とは考えておらず、「働く会社はずっと同じだけど、どこに行っても通用する自分になるために頑張っている(=日々バージョンアップしている)」という共通点があるということ。

 

そうすることで、社会にも自分の会社にも貢献ができるし、日々の仕事にもやりがいを感じられる。もちろん、先がまったく読めない今の時代において、万が一のことがあったときも、他の企業に必要とされる人材でなければ、生活は守れません。その意味においても、「どこの会社でも通用する自分」であることは大事なことです。

 

「今の会社(だけ)で通用する自分」と、「どこの会社でも通用する自分」とでは、自分の磨き方は大きく変わってきます。皆さんはどちらを選ぶでしょうか? もし後者を選ばれたのなら、日々の行動はそこに向かっているか、今一度考えてみましょう。