自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「集中力が続かない…」と悩む40代が、まず変えていくべき“4つのこと”

「まだまだ若い!」と言い聞かせながらも、僕自身はまもなく44歳を迎え、体力はまだそこまで感じていませんが、何となく集中力は少しずつ落ちているような…。「これもやっぱり、体力の衰えなのかなぁ…」と切なくなっていたりもするのですが、いろいろと聞いたり調べたりしてみると、どうやらそうではなさそう。どちらかというと、普段の行動や環境に問題があるっぽい…。

 

そこで改めて本を読んだりして、あれこれと調べてみたので、「集中力が続かない…」と悩む40代がまず変えていくべき“4つのこと”と題して、共有をしてみたいと思います。早い話が、いろいろな本によく書かれているポイントなのですが…。

 

まず1つ目は「マルチタスクをやめる」。
イギリス発の国際的な科学ジャーナル『ネイチャー』でも発表されていたようなのですが、マルチタスクを続けると記憶力や注意力が下がるそうです。しかもそれはマルチタスクをしているときだけでなく、日常的に脳の機能そのものを低下させる原因になるとか…。なので僕自身はここ最近はマルチタスクにならないように、「シングルタスク」を繰り返していくというスケジュールを強く意識しています。

 

続いて、2つ目は「“適度な騒音”がある環境を選ぶ」。
これはここ最近読んだ本のすべてに書かれていたのですが、カフェくらいの適度な騒音がある場所が一番集中力が上がり、仕事がはかどるようです。何でも東大合格者を対象にした調査では、50%以上の合格者が自分の部屋でなく、リビングやカフェなど、あえて少し騒がしい場所で勉強していたそうです。さらに書くと、静かな図書館はうるさい工事現場と同レベルで、“創造性が求められる作業には向かない”という結果も出ているそうです。

 

3つ目は「15分に1度、体を動かす」。
これも2つ目と同様、ほとんどの本に書かれていることです。人は15分以上座っていると、認知能力や集中力、判断力が低下して作業効率が落ちるそうです。しかもそれは仕事だけでなく、健康面でも大きく影響するとか。体に刺激をあたえて、血流を良くする。集中力を上げて維持するためには、欠かせないルーティンです。

 

最後の4つ目は「スマホから距離を置く」。
これはほとんどの方が日々感じていると思いますが、スマホは誰にとってもなくてはならない必須アイテムである反面、もっとも集中力を奪っていくアイテムでもあります。見ていない、触れていなかったとしても、デスクにスマホが置いてあるだけで集中力が落ちるという研究結果もあるように、「気になる」だけで集中力を奪っていく。別の空間に置く、電源を切るなど、自分が一番気にならない距離感を理解しておくことは、集中力を維持するためには大事なことです。

 

以上の4つが、最近読んだいくつかの本に共通して書かれていた集中力を上げて、集中力を維持する方法でした。
40代は少しずつ体力も落ちてきますが、その分、集中力があれば、これまでの経験を活かせる素敵な年代だと思います。一緒に頑張りましょう!