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偉大な作曲家から学ぶ、「人を感動させる」アウトプット術

突然ですが、問題です。以下は、誰の言葉でしょうか?

 

「その会社の人に会わないと、ろくなものができない」
「最近は左脳で曲をつくる人が増えた。(そのテクニックや理論に)感心はするけど、“感動”はしない」
「弾けるピアノを捨てて(使わず)、鼻歌で歌える曲をつくろうと思った」

 

正解は「この木なんの木」「明治チェルシーの唄」「野に咲く花のように」「魔法使いサリー」「あわてんぼうのサンタクロース」など、数々の印象的なメロディを作曲した作曲家の小林亜星さん。ちなみに「あなたとコンビにファミリーマート」も、小林亜星さんが作曲された曲だったとは…。改めて書くまでもなく、偉大な作曲家でした。まずはゆっくりお休みいただき、天国で創作活動を再開していただければと思います。

 

さて、今日の本題です。
やっぱり偉大な方から学べることは多いもので、冒頭の小林亜星さんの3つの言葉は、僕らの日々のアウトプットにも活かせそうです。

 

僕らで言えば、映像やグラフィック&WEBデザイン、文章にプロダクトと、さまざまなアウトプットをしていますし、別の誰かのアウトプットもたくさん目にしていますが、たしかに「感心」をすることはあっても、感動するものは多くはない。

 

では、感動するアウトプットとは、何を心掛ければいいのか?
それが、小林亜星さんの言葉に隠されています。

 

誰かのためのアウトプットなのに、その地域や会社の人に会うという手間を惜しむと“ろくなものしかできない”し、テクニックや理論も大事ですが、そこを重視しすぎると感動するものは生まれない。さらに書くと、パソコンやアプリといったテクノロジーありきの創作ではなく、よりよいアプローチを試行錯誤していった結果、小林亜星さんのような鼻歌を譜面に落とし込んでいくというアプローチが生まれるかもしれない。そんなあれこれにこだわり続けた結果、人を感動させるアウトプットは生まれるのです。

 

真似することで、新しい何かをつかめるかもしれない。いいヒントをいただいたので、大事なことを心に刻み、これからも試行錯誤をしていきたいと思います。