自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

夢中でチャレンジし続けることを、「生きる目的」にする

「大牧さんの人生の目的(生きる目的)って、なんですか? どんな人になりたいとか、なにを成し遂げたいとか、そういうものはありますか?」
特に学生さんからが多いのですが、ごくごくたまにそんな質問をされたりします。

 

「人生の目的は? 生きる目的は?」と聞かれたとしたら、皆さんはどんなふうに答えるでしょうか? 自分の心の中でハッキリと言語化されているでしょうか?

 

30代までの僕は、明確な「ゴール」を描き、目指していました。◯◯を成し遂げたい! ◯◯な人になりたい! それが自分が生きる目的だ! と。
もちろん、今も世の中や産地の未来のために汗をかいているわけなので、成し遂げたいことは当然ありますが、でも、人生の目的は? と問われたら、なにを成し遂げるか? ではなく、今は「夢中でチャレンジし続けること」と答えます。

 

僕の人生において大事なことのひとつは、“家族に誇れる人生を送る”ことです。

 

では、具体的な言葉として言語化したら、どんな言葉になるのか? と考えてみたら、僕の中では「自分が夢中でチャレンジを続けること」でした。だから、どこを目指すか? なにを成し遂げるか? よりも、今は「日々、夢中でチャレンジを続ける」を大事にしていて、それを生きる目的にしています。

 

結果がすべての人生ではなく、今をどう生きるか? を人生の目的にする。僕自身、必死に生きている中でゴールがコロコロと変わってしまうということもあるのですが…“ゴールを少し曖昧に、ぼやかすように”考えるようになってから(40代という年齢になったからこそ、そう考えられるようになった気もします)、不思議と不安や迷いが小さくなって、人生が圧倒的に楽しくなりはじめたように思います。

 

だから僕が今持っている“地図”には、目的地が描いていなかったりします。そう、結構行き当たりばったりに生きています。どうせゴールを描いても、必死に生きていれば、コロコロと変わるものだと諦めつつ…。