自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「やりたい仕事がわからない人」、「結果を出せるか自信がない人」へ贈る言葉

ニッポン手仕事図鑑を立ち上げたとき、社員は7〜8名で、オフィスは立地だけが取り柄の古い雑居ビルのワンルーム。月商はまだ3桁(万円)で、新規事業として与えられた予算はたった5万円でした…。

 

そんなところからのスタート。でも、「どうせ、無理」と言われ続けて、まもなく6年半。今ではgoogleで「職人 映像」「職人 日本」と検索すると、検索順位1位で表示されるようになり、全国の産地のお仕事に関わらせていただけるようになりました。もう少し自慢話を続けると、全国各地で素敵な出会いに恵まれ、美味しい食事や風景を堪能しています。個人的にも幸せな40代を過ごさせていただいています。

 

はい。自慢話はここで終わりにして、今日の本題。

 

6年半、必死にやってきた結果、今があるわけですが、6年半前に今の状況にたどり着く可能性を心から信じていたかと聞かれたら、もちろん、答えは「ノー」です。是が非でもやり抜こう! という覚悟はありましたが、可能性なんて、「1%」くらいにしか感じられていなかった…。

 

そう、やる前に可能性なんかわからないのです。動き続けて、可能性を1%ずつ上げていくしか、道はない。

 

「やりたい仕事がわからない」

 

学生さんだけでなく、30代や40代の方からも、そんな声を聞くことがあります。やりたい仕事を「やりたい!」と思うのは当然ですし、個人的にも「せっかくの人生なんだから、やりたい仕事はやるべきだ!」と思っています。

 

でも、これも「可能性」と同じで、やる前から“わかることはない”と、僕は思っています。
まずやってみて、少しずつ仕事が好きになったり、楽しくなったりする。結果、気づいたらやりたい仕事に“なって”いたりする。そんなものだと思っているのです。「やりたい仕事がわからない人」は、やっていないからわからないだけ、どんどん新しい仕事にチャレンジしてみることを、僕はオススメしています。僕はこれまで、転職も4回しましたし、肩書も職種も、それこそ10回近く変えて(変わって)います。今では動画メディアをやっていますが、今の会社に入るまでは、動画の仕事なんて、一切やったことがありませんでした。

 

そんなもがく日々の中でようやく、「やりたい仕事」に気づけた。ただそれだけのことなのです。やりたい仕事かどうかも、結果が出せるかどうかも、可能性があるかどうかも、すべては「やる前にはわからない」のです。