自動車と同様、人間も“エンジンをかけるとき”がもっともエネルギーを使います。実は、自動車はそうではないという話も聞きますが、事実関係はお調べいただくとして…話を続けます。
これは意外に多く使われている手法のひとつですが、今日の仕事(作業)を終えて、翌日できる限りエネルギーを使わずに作業を開始するテクニックのひとつに、「切りのいいところで、“あえて終わらない”」というものがあります。
たとえば、「毎日ブログを書き続ける」とします。
しっかりと1記事“書き終えて”、翌日は1から新たに記事を書く。これはなかなかパワーが必要です。
そこで、ちょっとやり方を変えてみる。
ブログの記事を“6割くらい”まで書いておいて、しかも一文の中途半端なところで終わらせて、続きは翌日に書くのです。
昨日の記事から引用してみると、「肩や首のコリ、頭痛の原因となります。また、頭蓋骨を包み込む筋肉が硬くなって血液の循環が悪くなることで、」と、こんな中途半端なところでやめておく。そうすると、翌日は書くことが決まっているので、スッと入っていける。そして、残り4割を仕上げると、その間に自分のエンジンも温まって、新しい記事を6割仕上げるところまで一気に行ける。そしてまた翌日…という感じです。
6割と書いたのは、やっぱり3割程度までしか進んでいないと、なかなかエンジンがかからないからです。
さらに書くと、残り2割というくらいまで仕上げてしまうと、僕の場合は逆にエンジンがかからない。6割くらいの感覚がちょうどいいのです。これはひとりひとり違うと思うので、自分にとってベストな「止めどころ」を見つけてもらえればと思います。
切りのいいところまでやってしまうと、エンジンは止まってしまう。だからあえて終わらせず、中途半端な状態で止めておいて、アイドリング状態にしておく。そうすると翌日、スムーズに走りはじめることができるのです。お試しあれ。