“20代のときの自分”には完全に当てはまっていたし、日々新しいチャレンジを続けるメンバーと一緒に仕事をしていて、今、改めて実感していること。
それは、『不安はいつも、「“情報”と“決断”の不足」とともにある』ということ。
今、ニッポン手仕事図鑑で動かしているプロジェクトの多くは、まさに「チャレンジ」という言葉が当てはまるものばかりです。それは『ニッポン手仕事図鑑』というメディアにとっても「チャレンジ」ですし、プロジェクトを任された個々のメンバーにとっても「チャレンジ」。
そう、「チャレンジ」とは『困難な問題や未経験のことなどに取り組むこと』。当然、そこにはいつも不安がついてまわるものです。
では、チャレンジするときの不安は、どうやったら消すことができるのか?
僕個人の答えはシンプルに「それは無理!」なのですが、でも、“不安を小さくすること”はできると考えています。
そのときに大事になるのが、「情報」と「決断」。
新しいチャレンジがもたらす不安を紐解いていくと、不安の根源には「必要な情報が足りない」&「決断をしていない」のふたつがある場合が多い。
「どうしよう…大丈夫かな?」という言葉を心の中でつぶやくのではなく、ちょっと冷静になって、「足りない情報はなにか?」「まずは何を決めなければならないのか?」と問いかけてみる。一昨日のあるメンバーの話を例に挙げると、詳細は割愛しますが、メンバーの不安は「1本の電話で解決できる情報がなかった」ことと、「終了のタイミングを決める」だけで、不安の大部分が解消されました。言われてわかると簡単なことでも、これが意外と難しいのですが…。
「足りない情報はなにか?」
「まずは何を決めなければならないのか?」
不安はいつも、「“情報”と“決断”の不足」とともにある。そう考えて、冷静に、ふたつの質問を自分自身に投げかけて、ひとつ答えを出してみるだけで、不安は意外と小さくなるものです。不安が大きくなって、心臓がバクバクしてきたときこそ、焦らず、不足しているものと向き合ってみることをオススメします。それを考えてみるだけで、心が落ち着いたりもしますので。
最後におまけでひとつ、過去記事をご紹介して今日は終わります。