科学的な根拠があるという裏付けは取れていないのですが、僕が小学生の頃は「素振りは毎日やらないと意味がない」と教えられてきました。
毎日続けないとフォームは崩れるし、筋肉などの体の変化に合わせて、フォームを微調整していかないといけない。何よりも「これだ!」というフォームを身に付けても、振り続けないとすぐに体が忘れてしまうからです。冒頭で「根拠の裏付けが…」と書きましたが、あのイチローも自宅で毎日欠かさず素振りを続けていたことを考えると、やっぱり「素振り」は毎日やらないと意味がないのかな、と。
それはさておき、実は今、僕は「素振りは毎日やらないと意味がない」を痛感しています。
それが何かというと、「話す」ことです。
個人ラジオをリニューアルして、昨日の放送で7回目。毎日配信(収録)しているわけではないし、しかも1度に2〜3回分を収録してしまうので、次に収録するときはいつも、思いっきり「フォームの崩れ」を感じるのです。話の構成、声のトーン、テンポなどなど、とにかくイメージ通りにいかない…。
スポーツだけではなく、アートも勉強も何もかも、「毎日、続ける」の重要性が語られることは少なくありません。それはやっぱり、振り続けないと身に付かないし、肉体が変化することで自然と“崩れていく”フォームを微調整していかないと、成長し続けることも、結果を出すこともできないからだと思います。
続けることはただ技術を磨くためだけでなく、細かなズレを確かめる作業であり、自分の心を安心させる“作用”もある。だから「素振り」はすべてのことにおいて、毎日続ける価値があるのです(きっと)。