自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

就活を終えたときの満足度と◯◯◯は比例する 〜就活が上手くいかないときこそ、忘れてはいけないこと〜

大学で授業をやらせていただいたり、ニッポン手仕事図鑑でインターン生を受け入れていることもあり、この時期になってくると、「内定をいただきました!」という大学生からの連絡がぽつりぽつりと入ってきます。その反面、「何をすればいいかわからない…」「一生懸命就活をやっているのに、内定がもらえない…」という相談や悩みも届きます。

 

今日は気休めだけではなく、最後にはしっかりと具体的なアドバイスを書きたいと思いますが、まず書いておきたいのは、僕は学生の頃、卒業後に椎間板ヘルニアの手術をすることが決まり、就職氷河期にもかかわらず、就活ができませんでした。さらに書くと、卒業から半年はリハビリで何もできず、卒業から半年後の就活スタートになったわけです。就職氷河期に大学受験に全滅して、専門学校卒だったので、履歴書を出せる会社を探すだけでも大変でした…でも今、何とかなっている(一応…)。

 

その経験から、今日の本題を。
決まらないことで焦ってしまうのは、仕方がないことです。でも、そこで止まってはいけない。

 

今、僕が就活が上手くいかずに焦っている人にふたつのアドバイスをするなら、ひとつ目は「夢を語ること」です。
どんな仕事をしたいのか? 将来、どんな自分になって、何を成し遂げたいのか? その問いに対するアンサーをしっかりと(ひと言でシンプルに語れる言葉として)言語化して、とにかくたくさんの人に語る。友だちにも、先生にも、親にも、バイト先の人にも語る。

 

そうすると、自分にとって有益な情報が自然と入ってくるようになる。そして、夢を語る回数が多ければ多いほど、(これは僕個人の体験談ですが)自分自身の中にやる気や活力が出てきて、不思議とその夢が叶いそうな気がしてくるのです。夢を語る“回数”と相手の“数”を増やすことは、とても大事だと思っています。

 

そして、もうひとつ。
過去、ニッポン手仕事図鑑のインターン生で「就活を終えたときの自分自身の満足度が高い」学生を思い出してみると、ニッポン手仕事図鑑の活動に“積極的”でした。過去のニッポン手仕事図鑑インターン生の中で“伝説”にもなっている、つい先日ご結婚された(おめでとう!)Aさんも、就活で忙しい時期でも、驚くくらい積極的に、インターンに時間を割いていました。きっと、その“磨かれた”積極性はインターンでの活動だけでなく、他にも生きていたのではないかと思います。

 

そう、積極性は意識ではなく、積極的に動いて汗をかいた結果、身につくものだと僕は思っています。その積極性がきっと、面接官にも伝わったんじゃないかな、と。正直、Aさんも当時はいろいろと焦り、迷っていたようでしたが、僕は「余裕で決まるだろう」と周囲には話していました。なぜなら、もし自分が面接官だったら、一番はじめに決める人材だから。なぜ? そう、時間をかけて磨いた積極性があるからです。

 

というわけで、今日のまとめ。
就活を終えたときの自分自身の満足度は、「夢を語った回数(人数)」と「積極的に動いた時間」に比例する。焦っても悩んでも、止まらないこと。夢を語り、積極的に動いてみましょう!