自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

「あの人」を喜ばせることを地道に継続した先に、「みんな」が喜ぶ未来が待っている

【リニューアルしました!】ぜひお聴きください!
ラジオ版『自分の仕事は、自分でつくる』

今、オススメの1冊!

最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方

「どうせやるなら、ひとりでも多くの人の役に立ちたい」
情熱を持って日々の仕事に取り組んでいる人ほど、そのように考えるものですし、事実、僕自身もニッポン手仕事図鑑というメディアを立ち上げ、続けていく以上は、ひとりでも多くの職人さんの役に立ちたいし、支えになりたいと常に考えています。

 

でも、アイデアを考えるときは、この気持ちを少し抑えます。

 

なぜなら、「職人さん」という不特定多数の“主語”に向けてアイデアを30案考えるより、職人のAさん、Bさん、Cさんに向けて10案ずつ考えたほうが、同じ30案のアイデアを考えるよりも産地に貢献できて、職人さんを笑顔にできるアイデアが生まれるから。

 

なぜそうなのかということを、簡単に書いてみます。
たとえば、同じ産地にある工房で、規模も歴史も、製造している商品も同じような“感じ”で、周囲から見たらひとくくりにされてしまいがちなふたつの工房があったとします。でも、丁寧にヒアリングをしていくと、抱えている課題はほとんどの場合、両者で(それこそ大きく)違ったりする。そんな両方の工房の共通の課題を探し出し、両者のために考えた企画と、それぞれの工房の課題に絞って考えた企画では、当然出てくる企画は違います。

 

そして、僕は後者の企画のほうが結果が出せると考えていて、さらに書くと、前者のやり方で考えたアイデアは“共倒れする”ケースが多いと考えています。

 

「みんな」ではなく、「あの人」を。アイデアを考えるときは、主語を小さく。僕が大事にしていることです。そう、「あの人」を喜ばせることを地道に継続した先に、「みんな」が喜ぶ未来が待っていると思うのです。