自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

何もなかった30代の頃の僕が、自分を成長させる機会に恵まれた理由

僕は大学で授業をさせていただくとき、よく「まずは手を挙げてみよう!」という話をします。続けて、「大人たちは、みんなが手を挙げてくれることを待っているし、手を挙げて、やってみて上手くいかなかったとしても、手を挙げたあなたを支えてくれるし、応援したくなるものだから」というお話もします。全員が全員だとは言いませんが、僕の周囲の大人たちは、こういう人が多いからです。

 

でもこれは学生のときや20代のときだけでなく、30代になっても同じ。
僕は正直、学歴も実力もコネもありませんでしたが、30代のとき、自分を成長させる機会にはとても恵まれました。その機会があったからこそ、40代になった今も楽しく仕事ができていると思っています。

 

ではなぜ、何もなかった30代の僕は、自分を成長させる機会に恵まれたのか?
そう、できるかできないかはさておき、手を挙げたからです。

 

できるかできないかもわからないし、高いレベルでできる自信もない。ただ、最後までやりきる覚悟をしたうえで、手を挙げ続けました。そうすると周囲の人たちは「勇気を持って手を挙げてくれるから、一生懸命教えたくなるよね」と言って、あれこれと(当然、厳しく…)教え、応援するだけでなく、チャンスをくれました。

 

誰も手を挙げないところで、手を挙げてみる。きっと、信じられないような道が切り拓いていけます。事実、僕が今、一生懸命教えたいと心から思えるのは、最後までやり抜く覚悟を決めて、やってみたい! 成長したい! と手を挙げてくれる人です。

 

では最後に、僕が大学の授業でたまに使うスライドから一文ピックアップして、最後に書き記しておきたいと思います。

 

「ほんの少しの勇気をふりしぼり、手を挙げることで、未来を切り拓いていける」

 

30代の人も同じ。そして、40代になった今も同じだと思って、僕も日々手を挙げ続けています。