自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

65歳になったとき、新しい“何か”をはじめられる自分であるために

僕がニッポン手仕事図鑑を立ち上げたのは、37歳のとき。正直、新しい“何か”をはじめるには「少し遅くないか?」なんて言われたりもしました。
それでも今、次から次へと新しい仕事にチャレンジできているし、教育の分野にも関わることができました。もっと書くと、夢だった自分の本も出版できたし、自分の名前が教科書にも載りました。これ以上続けるとただの自慢話になるので、このあたりで止めておきますが、個人の感想を書くと、全然遅くなかったと自信を持って言えます。

 

有名な話ですが、自動車メーカーのフォードの創業者であるヘンリー・フォードは、45歳のときに会社を設立しました。こちらも有名な話ですが、カーネル・サンダースがケンタッキーフライドチキンをはじめたのは、65歳。作家のローラ・インガルス・ワイルダーが『大草原の小さな家』で知られる「小さな家シリーズ」を書きはじめたのも、65歳のときだったそうです。成し遂げた偉業を考えると、決して遅くはなかった。特別な成功例ではありますが…。

 

僕は今、43歳。45歳になったとき、また新しい“何か”をはじめたいと企んでいますし、65歳になったとき、新しい“何か”にチャレンジできる自分でありたい。そんなふうに生きたい。生き方の理想形は十人十色なので、僕の目指す生き方が正しいとはこれっぽっちも思いませんが、僕はそんなふう生きたいと思っています。

 

では、45歳、55歳、65歳と年齢を重ねても、新しい“何か”をはじめられる自分であるためには、どうすればいいのか?
僕の答えはとてもシンプルで、「今この瞬間から新しい“何か”をはじめてみることを、続けること」だと思っています。

 

その積み重ねこそが、次の新しい“何か”をはじめる燃料になるし、チャレンジする自分自身を信じる勇気を与えてくれるので、節目節目で巡ってくるチャンスに勢いよく飛びつくことができるようになる。そう、何もやってこなかった自分が、65歳で突然、チャレンジはできないのです。今のチャレンジが明日のチャレンジをつくり、1年後、10年後、そして65歳になったときのチャレンジをつくると、僕は思っています。