ニッポン手仕事図鑑のプランナーチームは今、ひとつの大事なテーマを掲げながら、日々仕事をしています。
それは、「しっかりと準備をすること」です。
これは僕も含めての話になりますが、最近はどんなプロジェクトを推し進めていくうえでも、ちょっと準備が足りない…と言わざるを得ないことが多い。だから、「準備! 準備! とにかく丁寧に!」と、メンバーにはもちろん、自分自身に対しても口うるさくいっています。
なぜ、そこまで準備にこだわるのか?
ひと言で言えば、「結果を出すために、そして目の前の人を笑顔にするために、何よりも大事なことだから」で終わってしまうのですが、もう少しだけ詳しく書くと、準備には“想像力”が不可欠だからです。
しっかりとした準備ができない人は想像力が欠けていたり、もともとは想像力が豊かでも、足りなくなってしまっていることが多い。想像力が欠如している状態では、いい企画は考えられないし、人への配慮もできない。だから、とても大事なのです。
日々忙しいということもありますが、残念ながら僕らのチームは今、しっかりとした準備ができていない。つまり、想像力が欠如している状態で、いい企画が考えられない状態にあると言えるわけです。どんなに高いスキルを持っていて、経験や知識があっても、想像力が足りないと活かすことはできないのです。もちろん、頼りにしてくれている人たちの期待にも応えることができない。
準備不足は、想像力不足のはじまり。
「しっかりとした準備ができているか?」は、いい企画を考えられる状態にあるか? を図るバロメーターだったりするのです。