自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

“今の自分”の頭で考えよう

「目の前の課題や仕事に対して、“今の自分”の頭で考えていますか?」と問われたとき、自信を持って「もちろん!」と言えるでしょうか?

 

僕も忙しいときほどついつい無意識にそうしてしまうのですが、何かを考えたり判断したりするとき、「過去の自分が出した答えに当てはめる“だけ”」ということをやってしまいがちです。これは“今の自分”の頭で考えて出した答えではなく、“昔の自分”が考えて出した答えを借りているだけ。今の自分の思考は停止したままなのです。

 

さらに書くと、過去に誰かが出した答えを記憶しておいて(それを経験と呼ぶ人もいるのですが…)、「あっ、このケースのときは…」と記憶をたどるだけで、思考停止している人も少なくありません。キツい言い方をすると、その行為を「考える」ことだと思い込んでいる人もいます。「考える」とは、今この瞬間の状況において、ベストだと思える答えを出すこと。過去の自分や別の状況で誰かが出した答えを当てはめることは、考えていることにはならないのです。

 

同じ課題でも、状況や環境が変われば、答えも変わる。だから、過去の答えを当てはめるだけの思考停止状態では、結果を出すことはできないのです。つまり、誰も喜ばせることができない。さらに書くと、自分を成長させることもできない。

 

「過去の自分を、真似しない」
小説家の石田衣良さんがおっしゃっていた言葉で、僕が普段からとても大事にしている言葉です。成長できないだけでなく、過去の自分以上の結果を出せないからです。

 

今この瞬間のベストを。今この状況の最適解を。そう、“今の自分”の頭で考えよう。