自分の仕事は、自分でつくる

すべてを引き寄せる、「実行力」の磨き方

誰もが“それっぽく”できるようになった時代に、あなたはどんな「テクニック」を学びますか?

一昨日、昨日、今日と、愛知県名古屋市の伝統工芸品の写真撮影を行ってきました(ぜひツイッターの投稿をご覧ください!)。今後のニッポン手仕事図鑑の活動において、たくさんの貴重なお話(裏話)を伺うことができたので、本当にありがたい3日間で…。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。心から感謝します。

 

さて今日は、その3日間で伺った印象的なお話をひとつ。

 

国指定の伝統的工芸品に指定されたばかりの「名古屋節句飾」。それらを取り扱う明治40年に創業した老舗『人形の好洋』で撮影をしていたときのこと。お店に立つお母さんが撮影中、僕にそっと、こんなひと言をかけてくれました。

 

「お人形さんのお顔は、少し下から見てあげると優しく見えるんですよ。最初にどの角度で見てもらえるかがとても大事。印象が大きく変わりますからね」

 

ハッとしましたし、ゾッとしました…。
カメラマンと僕はお母さんにそう言われるまで、下から見上げるアングルではなく、少し上から見下ろすアングルを検討していたからです。

 

「僕ら“伝え手”が学ぶべきテクニックとは、こういうことだよね…」
僕は心から思いました。
今回は動画でなく、写真の撮影でしたが、露出やシャッタースピードを学ぶことも大事ですが、ただ、それよりも大事なものがあるな、と。

 

現場に行くからこそ、学べることがある。
現場で話を聞くからこそ、得られる知識とテクニックがある。

 

炎上覚悟で問いかけますが(絶対に炎上しませんが…)、文章もデザインも写真も映像も、誰もが“それっぽく”できるようになった時代に、そして、その差を見分けることすらも難しくなりつつある時代に、あなたはどんな「テクニック」を学びますか?