自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

求人募集をしていないときに“応募してくる”人と、僕は一緒に働きたい

ニッポン手仕事図鑑には毎年、新しい仲間が加わってくれています。本当にありがたいことです。

 

少しさかのぼると、2年前には新卒でビデオグラファーの熊谷くんが入社してくれて、昨年はプランナーの近藤くんが、そして今年もプランナーの藤本さんが入社してくれました。

 

で、今日は何が書きたいかというと、彼らの入社の経緯。

 

実は3人には「その当時、ニッポン手仕事図鑑は求人募集をしていなかったのに、入社した」という共通点があるのです。そう、新卒、中途を問わず、採用する予定はまったくなかったのに、です。

 

では、どうやって入社したかというと、彼らは個別に連絡をくれたのです。ニッポン手仕事図鑑のお問合せフォームやツイッターのDMから。そして、ニッポン手仕事図鑑で仕事がしたいから、ぜひ会ってほしい! と面談を希望してきました。僕もそういう想いがある人と話をしてみたいので、おそらく面談をやるだけになってしまうと思いますが…と前置きをしつつお会いするのですが、彼らは「一緒に働きたい!」と思わせてくれる魅力があり、結果的に入社してもらったのです。

 

先が読めない今の時代は、簡単に採用の決断ができない時代です。でもその反面、仲間はほしい。そういう時代だからこそ、企業はきっと、採用活動はしていなくても、自分で道を切り拓いていくような情熱的で行動力のある人材を求めていたりします。少なからず僕は、求人募集をしていないときに応募してくるような人と一緒に働きたい。

 

余談ですが、僕が知っているある若手職人さんは、木工の職人になりたくて、でも求人募集の情報がまったく集まらなかったので、片っ端から工房に電話をかけ、見学の許可をもらい、想いを伝え、トライアルでの採用を勝ち取り、その後無事に本採用となりました。念のために書いておくと、その工房は後継者候補を採用する予定はまったくなかった。

 

きっと採用した親方も、同じように思ったのかもしれません。求人募集をしていないときに“応募してくる”ような覚悟と行動力がある人であれば、その可能性を信じてあげたい。いや、産地の未来をかけてみたい、と。