自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

“伝える”ことは、「手間がかかる」こと 〜あのバーミキュラだって、手間をかけたからこそ、大ヒットした〜

【リニューアルしました!】ぜひお聴きください!
ラジオ版『自分の仕事は、自分でつくる』

今、オススメの1冊!

最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方

今日は自治体の職員さんに向けて、PR戦略の講義とワークショップを開催しました。
講師は僕…ではなく、いつも仲良くしてもらっている70seedsの岡山さん。お願いした理由はシンプルで、僕らがやってきたPRとは異なる視点や考え方を職員の方に学んでもらいたかったし、僕自身も学びたかったから。

 

講義の中で印象的だったエピソードのひとつが、素材本来の味を引き出せるホーロー鍋として大ヒットした「バーミキュラ」の事例。高い技術力によって生み出された商品力のあるホーロー鍋だからといって、何もせずにぱぱっと売れたわけではなく、そこにはしっかりとしたPR戦略があったのです。

 

ひとつ事例を挙げると…。
まずは料理人の方を500人ピックアップして、「1度使ってもらって、もし『これ、いいね!』と思ったら、SNSなどで発信してください」とオファーを出してみた。もちろん、あくまでもPRなので、お金を払ってコメントを出してもらうようなことはしません。まだ発売前の、誰も知らない商品だったので、そのオファーに返事をくれた人はたったの15名。その中で実際に使ってみてくれた人は…なんと5名だけ…。

 

でも、です。
実際に使ってみてくれた料理人が「これ、本当にいいね!」と某Webメディアで紹介をしてくれたことで発売前から注目される商品になり、結果的にテレビでも紹介されて(放映日に発売日をぶつけるあたりも戦略的なPRです)、15ヶ月待ちの大ヒット商品になったわけです。もちろんこれだけではなく、その他にもたくさんの仕掛けがあるわけですが…。

 

「商品がいいからと言って、売れる時代ではない」
誰もが同じことを口酸っぱく言い続ける時代。情報過多の時代だからこそ、しっかりと届けようとしないと、埋もれてしまうのです。そして、埋もれるということは“存在しない”ということと同義だったりするのです。

 

しっかりと届けること。丁寧に、地道に届けること。伝えることは、手間がかかることなのです。