自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

きれいな包装紙の中身が、からっぽになっていないか?

ある人がぽつりとつぶやいたひと言に、僕はハッとさせられました。
「『スキル不足』を、ストーリー性とか、コンセプトとか、ブランディングという言葉で誤魔化そうとしている人が多すぎる。そういう人は本当に大事なことがわかっていないし、そもそも“誤魔化そう”としているので、腕を磨く勉強もしない」

 

僕も人のことを言えない部分もあったりするので、ちょっと反省してしまいました。

 

やっぱり、すべての仕事において、“次の依頼”をしたくなる人とは、シンプルに「腕がある人」。
どんなに素敵なコンセプト(世界観)を掲げていて、どんなに面白い人生を歩んできたとしても(それらも大事ではあるのですが…)、「腕(=スキル)」がなければ、お仕事をお願いしようと思わない。そう、最後はやっぱり、「腕」なのです。

 

ニッポン手仕事図鑑もコンセプトやこれまでの歩み方に共感してくれて、応援してくれる人が増えましたが、でもやっぱり、映像のメッセージ性やクオリティが低ければ、仕事の依頼や応援してくれる人も増えなかったと思うのです。だから僕は、ニッポン手仕事図鑑のビデオグラファーのみんなに感謝しています。

 

正直に書くと、ここ数年は“きれいな包装紙”で演出すれば、SNSなどで注目されて、“名もない個人”でも、お仕事をもらえるケースが多々ありました。
でも、それも2020年でおしまい。2021年以降は完全に、誤魔化しのきかない時代に入りました。

 

もちろん、包装紙(=演出やおまけのサービス等の付加価値)も大事。でも、包装紙ばかりをきれいにしていないか? 包装紙をあけたあとの中身はどうだろう? その問いかけを続けることのほうが、数倍、数十倍も大事なのです。

 

最後は、「腕」があるかどうか。
僕も2021年、丁寧にそんな自問自答を繰り返しながら、「腕=中身」で勝負できる人になりたいと思っています。