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非言語メッセージが「8割」

たとえば、同じ原稿(内容)のプレゼンテーションをしたとしても、伝えたいことの8割が伝わるAさんもいれば、2割しか伝わらないBさんも確実に存在します。

 

それは、トークスキルだけの問題でしょうか?
僕の答えは、「ノー」です。

 

1度くらいは聞いたことがあるかもしれませんが、コミュニケーションの中では「非言語メッセージ」が大きな役割を果たしています。

 

つまり、口から出てきた言語“以外”に、話し手からは表情や視線、声色や姿勢、手の動きなど、さまざまなメッセージが発信されているということ。そして諸説はありますが、人は口から出てきた言語で2割、残りの8割は非言語メッセージで判断(理解)するとさえ言われています。決してディスるわけではありませんが、国民に同じメッセージを送ったとしても、日本の菅首相と非言語メッセージの発信が上手な海外の女性の首相とでは、メッセージの届き方は大きく異なると分析する専門家も少なくありません。

 

いずれにしても、人は「非言語メッセージ」から、たくさんの情報を受け取っているということ。
僕はここ最近、プレゼンや商談、学校等での講座の際は、トークスキルよりも「非言語メッセージ」を大事にしています。だから、今はトークスキルを磨くよりも(もちろん、ここも大事ですが…)「非言語メッセージ」を学ぶために、誰かのプレゼンテーションやオンラインでの講座を拝見して、日々勉強しています。

 

自分が伝えようとしているメッセージの「8割」が、非言語メッセージで届く。そう考えてみるだけで、普段の表情や声の出し方、身振り手振りが大きく変わって、きっとコミュニケーションが上手くなるはずです。

 

余談ですが、ある講座のとき、ファシリテーターを務めた方が「ニッポン手仕事図鑑のメンバーさんは“とっつきにくい印象”がありますが、このように、皆さんフレンドリーな方々です(笑)」とおっしゃったことがありました。そう、僕らもまだまだ、非言語メッセージが苦手だったりします…。来年はメンバーとともに、「非言語メッセージ」のレベルアップができればと考えています。