昨日の夕方、久々に高速バスに乗って、長野方面へ向かっていました。
約3時間30分の、そこそこの長距離移動。メールを返信したり、ブログを書いたり、Kindleで本を読んだり、ちょっと眠ったりして、有意義な時間を過ごそうと考えていた僕の前に、「強敵」が現れました。それは、隣に座っていた女性。なぜ、強敵だったか? 答えは、香水の匂いが“強烈”だったのです。
もちろん、本人はいい匂いだと思っているはずで、僕もそれを否定するつもりはありませんが、僕にとっては頭が痛くなるレベルの匂いで、マスクをしていたとはいえ、到着するまでの3時間30分の時間は、まさに苦行の時間となりました。
で、今日の本題。
そんな苦行の中で僕がこめかみを押さえながら考えていたのが、自分では良かれと思って(自分をよく見せるために)やっていることでも、相手にとって迷惑になっていることって、仕事では結構あるんじゃないか? ということ。
たとえば、企画書をひとつとってみても、これ、いらないんじゃない? と思わずつぶやいてしまいそうな「丁寧を通り越した“無駄に”長い文章」や「意思決定する上で何の役にも立たないデータ」など、“キツい香水(=相手にとって迷惑な演出)”が振りかけられている企画書は、意外に少なくありません。
自分のアウトプットをよくみせるための演出が、相手にとって“いい迷惑”になっていることがある。
もし、日々の仕事の中で自分自身がそれをやっていたら、キツい香水の匂いを漂わせていた女性を、僕は偉そうに言えないな、と。そんなことをこめかみを押さえながら考えていました。
“キツい香水”を、つけてはいないか?
今一度、客観的に、そして冷静に、自分の仕事を振り返ってみようと思わせてくれた、悪夢のような出来事でした。