一昨日、僕はとても“気持ちがいい人”と出会いました。まったく同じ年齢の、地域の名物たこ焼き屋のオーナー。
そのオーナーと仲良しで、たこ焼き屋の常連でもあるニッポン手仕事図鑑のメンバーが連れていってくれたので、初対面からお互いに遠慮することもなく、すぐにあれこれと生まれ故郷や仕事の話をして盛り上がったのですが、とはいえ、会った瞬間の人を自分がここまで心地よく感じることは珍しい。僕は美味しいたこ焼きとハイボールをいただきながら、頭の片隅で「どうしてだろう?」と考えていました。
そして、そんなに時間がかからず、ひとつの答えが出てきました。
それは、「感謝や好意を、タイムリーに言葉してきてくれる」からです。
自分が知らない話を聞いたときは、すぐに「教えてくれてありがとう!」と言ってくれて、自分が褒めてもらって気持ちよくなったら、素直に「俺もさ、(あなたの)そういうところが好きやわー」と、ストレートに言ってくれる。キャラクター的にも、こちらをガンガンいじってくるような人なので、変な気を使うようなタイプではないのですが、そのひと言ひと言が、自分の感情に対して、タイムリーなのです。
楽しく語り合い、飲ませてもらった翌日のこと。
僕は偶然、ある場所でオーナーが若者に囲まれて、楽しく語り合っているシーンに遭遇しました。僕はすぐに「そりゃ、そうだよね」と、深く納得しながら、嬉しくなって、思わずニヤッとしてしまいました。
気持ちがいい人は、感謝や好意を、タイムリーに言葉で伝える。同じ年齢のナイスな男から、ひとつ大きな気づきを与えてもらいました。僕も彼のように、気持ちがいい男になりたいな、と。