自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

僕が情報発信やローカルメディアの講座で伝えたい「たったひとつ」のこと

今週は火曜日に青森県五戸町、水曜日に青森県六ケ所村、そして今日は長野県千曲市で、地域からの情報発信やWEB(ローカル)メディアの運営について、お話をさせていただきました。

 

参加者の方が何を求めているのか、本心の部分はなかなか読めないところがあるのですが、まがりなりにも「ブログ」を活用した情報発信を6年以上毎日続けていて、仲間と一緒に「ニッポン手仕事図鑑」を5年10ヶ月、「スコップ」を2年半続けてきた僕が今、何よりも伝えたいのが、「当たり前のことを、地道に丁寧にやらなければ、テクニックや方法論を覚えても、何の意味もない」ということ。これに尽きます。

 

料理にたとえて書くと、僕は食物をじっくりと育て、収穫することを「基本」と捉えています。その素材をどう調理するか? 料理器具や調味料を手に入れることが「テクニック」であり、とても重要なことなのですが、最近は素材を育て、収穫する手間をおろそかにして、調理器具ばかり集めている人が多いように感じています。

 

大した食材もないのに、調理器具と調味料だけが一流の人の料理と、調理器具と調味料は市販のものだけど、素材は一級品の料理。どちらのほうが食べたいか? そして、どちらの料理のほうが食べる人を満足させられるか? 僕自身は、答えは書くまでもないと思っています。

 

でも、繰り返しになりますが、テクニック=調理器具や調味料ばかりを集めている人が多い。地道に、丁寧に、時間をかけて食物を育てて収穫しようとする人は本当に少ない。僕は最近、講座の講師を依頼されることが増えてきましたが、どんなに調理器具や調味料の方法を求められても、やっぱり素材の大切さを伝えていきたいと思うのです。僕が講座で伝えたいことは、地道に丁寧に…をとにかく続けること。根性と執念で続けること。たった10秒で、終わってしまうことだったりするのです…。