自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

大人だって、「訊く」「調べる」「考える」の判断を間違える 〜仕事のスピードと精度を上げるために大切なこと〜

数日前のことだと思いますが、タイムラインにこんなツイートが流れてきました。

 

『中3娘に「セブンイレブンで84円切手を1枚買ってきて」と頼んだら、「文房具売り場になかった」と言われました。そういえば切手はレジの方に直接言わないと買えないって教えてなかったな⋯と思いながら、勉強だけじゃなくこういう「生活力」を身につけるのも大事だと思いました』

 

このツイートを見て僕が思ったのは、店員さんに直接言わないと買えないと教えることではなく、そのときに「3つの行動があるんだよ」と教えること。それが、今日のタイトルにもある「訊く」「調べる」「考える」。

 

誤解のないように先に書いておくと、この娘さんを否定するつもりは毛頭なく、親や教育現場が教えていなかったのであれば、買えないのは当然です。全然悪くはない。

 

僕が今日書きたかったのは、文章の流れを見る限り、きっと娘さんは買えずに帰宅したと思うのですが、切手が置いてある場所は? と自分で考えて、文房具売り場にないことがわかったあとも、きっとさらにまた“考えて”、別の場所も探したと思うのです。でも、どこにもなかったから帰宅をした…。

 

そこで、「調べる」という手段が思いつけば、スマホで検索して答えは出せたかもしれない。でも、このケースでは一番の答えは「(店員さんに)訊く」です。その選択肢があれば、切手を買って帰ることはできたのです。

 

で、念押しで書いておきますが、娘さんをディスるつもりはなく…。
でもこれ、そこそこの年齢の社会人でもできないことが多いのです。そう、問題が起きたときに「訊く」「調べる」「考える」という3つの選択肢がなかったり、誰かに訊くべきシーンでも、自分で考えたりしてしまう。言うまでもなく、仕事のスピードも信頼も落ちる。そして、考えるべきところで「考える」を選択せず、「訊く」を選択してしまうことで、思考停止して成長がストップしてしまったり…。

 

「訊く」「調べる」「考える」。
次の行動を選ぶときは、常にこの選択肢があり、いつも答えは同じではない。これを教えることは子育てだけでなく、ビジネスの現場でも大事だと思うのです。