自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

企画書は「ラジオCMの原稿」を書くときのように

当たり前の話からはじめますが、ラジオCMは「視覚」に訴えることができません。
写真やイラストを見せることもできなければ、文字を見せることもできない。「きれいな花」だけでは色や種類は伝わらないし、「厚い」「熱い」「暑い」も瞬間的に理解をしてもらわないといけない。そして何よりも、広告である以上、商品に興味を持って(商品を覚えて)もらわないといけないのですが、一般的には20秒、少し長くても60秒の“プレゼン時間”しか与えられないわけです。

 

そう、ビジュアルを一切使わず、短い時間の中で、わかりやすく、インパクトのあるメッセージを届けることが求められる。

 

日々の仕事の中で「企画書がわかりづらい…」「話が長くて回りくどい…」と言われてしまう人は、少なくないと思います。そんな人にオススメをしたいのが、「ラジオCM」を書いてみるというトレーニング。実際にradikoなどでラジオCMを聴いてみるとわかりますが、たくさんの学びが得られる“教材”だらけです。

 

どんなラジオCMがわかりやすいのか(逆にわかりづらいのか)? 印象(記憶)に残るのか? この構成は上手い! と唸ったラジオCMは何か? いろいろと書き出してみて、分析してみると、とても勉強になるし、きっと「わかりづらい…」と嘆かれていた企画書も上手に書けるようになり、「回りくどい…」と言われていたプレゼンも、コンパクトに話せるようになる。ぜひやってみてください。

 

そして、最後におまけですが、過去にこのブログでも何度か書いたことがありますが、「そのトレーニング、いいね!」と思った人の中で、実際にやってみる人は全体の20%で、継続してトレーニングを続ける人はその中の20%。そう、100人いたら、20人の人しかやらないし、4人の人しか続けない(成長できない)。続けるだけで、大きな差をつけられるかもしれないのです。やるからやらないかは、あなた次第。