「すべては、お問い合わせフォームからはじまった」
これは僕が大学の授業や情報発信の講座でよく使うフレーズです。
ニッポン手仕事図鑑を立ち上げて1年くらいしか経っていないとき、まだニッポン手仕事図鑑が誰にも知られていないとき、僕は“つながりたい企業”を見つけては、お問い合わせフォームから連絡を入れていました。自分の想いを丁寧に綴ったからこそ、会ってくれる企業がいくつもありました。
その結果、ジャパンタイムスに取り上げてもらったり、先日、中学2年生の国語の教科書に掲載されることになった「子どものためのニッポン手仕事図鑑」の出版につながったり、某大手ビールメーカーのプロモーション映像を撮らせていただくチャンスをもらったり…と、その他にも挙げればきりがありませんが、とにかくたくさんのチャンスをいただくことができました。
そう、すべてはお問い合わせフォームからはじまった。
ニッポン手仕事図鑑は今、“お問い合わせフォーム”からたくさんのご連絡をいただきます。
そこからチャンスを掴んだ人もいれば、残念ながらお断りをさせていただく人もいますし、厳しいことを書くと、「これは、返信したくないな…」という人からもご連絡があります。
僕が心から伝えたいのは、もう5分だけ真剣に考えてみたら、運命も変わかもしれないのに…ということ。
「これで自分の想いは伝わるかな?」「わかりづらくはないかな?」「読む時間をいただくけど、失礼にならないかな?」そんなちょっとのことを考えて、言葉を選び直すだけで、運命はきっと変わる。転がり込んでくるチャンスがある。
今、はっきり言えるのは、僕がその「5分」をおろそかにしていたら、今のニッポン手仕事図鑑はないということ。
その「5分」が、運命を変えるのです。