自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

ニッポン手仕事図鑑は「80本の映像がある動画メディア」ではなく、「6年の歳月をかけて育った動画メディア」である

ニッポン手仕事図鑑は「80本の映像がある動画メディア」ではなく、「6年の歳月をかけて育てた動画メディア」である。
同じニッポン手仕事図鑑を語るにしても、僕は後者の表現をとても大事にしています。なぜか、おわかりになるでしょうか?

 

正解は、前者は「1 ヶ月後に同じもの」がつくれて、後者は「6年の歳月」がかかるということ。

 

まだ、ちょっとよくわかりませんよね…。

 

「自分の仕事を、自分でつくる」ということは、「自分の価値や強みに気づく(=選んでもらえるポイントを知る)」と置き換えることができます。
つまり、80本の映像を公開していることを強みに戦略を描いても、あっという間に抜かれていくことがある。でも、「6年の歳月」をかけて積み上げてきたことにフォーカスをして、戦略を描いていけば、そんなに簡単には抜かれなくなるのです。

 

わかりやすく書くと、80本の映像ではなく、「80人の職人さんとの密度の濃いつながり」があり、「80の産地を実際に見てきた」ことの価値を伝えていけば、簡単に真似ができないことに気づいてもらえるので、仕事のパートナーに選んでもらえる可能性は必然的に高まっていくのです。

 

せっかくの強みも、“光の当て方”ひとつで、その輝きは大きく変わってきます。正直、企業や個人を問わず、ここをあまり意識しておらず、「もったいないなぁ…」と感じることが多いので、改めてじっくりと考えてみることをオススメします。きっと、そんなに簡単に抜かれない、あなただけの価値が見つかるはず。