自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

“同じ1時間”で、たくさんの学びを得られる人と、そうでない人

もう6年ほど前になりますが、このような記事を書きました。


そう、同じ時間を過ごすとしても、ほんの少し意識を変えれば、得られる学びは大きく変わってくるという僕の師匠の教え。今も大事にしています。

 

そして今、僕が“100mを歩く”ときよりも、たくさんの学びを得るために意識していること。

 

「自分が“話す”よりも、相手から“聞く”ほうが学びは大きい」

 

当たり前のことを書いてしますが…。
つまり、こういうこと。

 

たとえば、取引先のAさんと「1時間」という時間を過ごすとします。そのうちの20分はAさんが話をして、40分は自分が話したとする。そのときに自分がAさんから学べるのは、20分間の話の中にある学びのみ。でも、“聞き手”に徹し、自分が話すのを10分にとどめて、Aさんの話を50分聞いてみる。当然、後者のほうが、自分が得られる学びは大きい。

 

だから僕は最近、意識的に“聞き手”になろうと考えています。先日も「ニッポン手仕事図鑑に興味がある!」と、お世話になっている広告代理店さんを介してランチに誘ってくれた某大手企業の元社長さんとの時間も、話を聞いてもらいたい気持ちをグッと抑えて、あえて聞く立場に徹しました(もちろん、相手が聞いてみたいと言ってくれた話は、しっかりとお話をしました)。

 

言うまでもなく、自分が想像していたよりも、やはり学びは多い。
もし、「僕の(ニッポン手仕事図鑑の)話を聞きたいのだから…」と自分の話ばかりを続けていたら、あの日の学びは半減していたわけです。

 

語るよりも、聞く。
誰かと過ごす“同じ1時間”の中で、たくさんの学びを得られる人と、そうでない人との違いは、聞く時間。僕は、聞き上手になることだと思うのです。