そこそこストイックだったりするので、自分で自分のことを褒めてあげることはあまりないのですが、昨日「あぁ、この部分は自分の好きなところだなぁ」と、素直に思えたことがあったので、少し恥ずかしい入り方なのですが、今日はそんなことについて少し書いてみたいと思います。
「常に、ワクワクする時間を、共有する」
昨日はとても楽しい飲み会がありました。僕の釣りの師匠とつながりのある方々との飲み会で、それぞれに作家活動やカフェなど、自分の仕事を、自分でつくっている人たちとの語らい。話はいつだって前向きだし、熱量も高く、いい刺激がもらえる。だから、とても面白い。
で、参加者のひとりであるレザークラフト作家さんの話を聞いているうちに、どんどん自分が欲しくなっていき…。「買いたいので、ちょっと考えてみますね!」ではなく、その場で「買います! 今、選びます!」と革を選ばせてもらいました。もちろん、僕が心から欲しくなっただけなのですが、そこで“決める”ことで、みんなもどんなものが出来上がるのかを、一緒に楽しく待てる。そう、待つ時間のワクワクを共有できる。
以前、『編集長のおみやげ 北海道当麻町編』というプレゼント企画をやったことがあったのですが、この企画が生まれたのも北海道当麻町での懇親会の席。「本当に美味しいトマトジュースだから、ちょっと飲んでみてよ!」と勧められ、“トマトが嫌い”な僕は「実は、トマトが苦手で…」とは言わず、トマト嫌いを隠しながら飲んだのですが、その1杯は信じられないくらいに美味しくて…。その瞬間、ただ「買います!」ではなく、僕は「全国に人に教えたい!」と、プレゼント企画をやることの了承をもらって、その場で3本(しかなかった…)購入したのです。
結果、全47都道府県の方から、1400名を超える応募があったのですが、どのくらいの応募があるのか? どんなふうにそのトマトジュースが広がっていくのか? 懇親会に参加していた人たちも楽しみに待てる。そう、待つ時間のワクワクを共有できるのです。
「待つ時間」のワクワクを、共有する。
それを無意識にやれる自分は好きだし(とても恥ずかしい表現…)、周りの人も楽しんでくれるから、自分ももっと楽しくなれる。「待つ時間」のワクワクを共有するって、これからのビジネスにおいても、とても重要なポイントになると思うのです。