自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

「環境」が変われば「思考」は変わり、「アイデアの質」も変わる

たとえば、今から『企画を考える作業をはじめる』とします。

 

そのときに、まずはペンと紙を用意するのか。あるいはパソコンでパワーポイントを開くのか? パワーポイントでなく、テキストエディタのアプリを開くのか? はたまたグラフィックデザインソフトのイラストレーターを使うか? それとも、スマホ?

 

あくまでも僕個人の話ですが、どれを選ぶかによって、“同じ人間が作業をする”のに、自分の思考=アウトプットされる企画が変わります(優劣はもちろん、企画のテイストも変わったりします)。

 

さらに書くと、その作業をオフィスでやるか? また別の拠点のオフィスでやるか? いつものスタバでやるか? ホテルでやるか? などによっても変わってくる。もっと書くと、どんな音楽を聴きながら作業をするか? でも変わる。

 

そう、「環境」が変われば、「思考」は変わる。そして、「アイデアの質」も変わる。

 

僕はこの違いを自分自身で“把握”しておくことは、とても大事だと思っています。

 

昔、「プロフェッショナル 仕事の流儀」にスラムダンクやバガボンドを描いた漫画家、井上雄彦さんがご出演されていたとき、「ネームを描くときは、この喫茶店」「行き詰まったときは、“4番バッター(「最後の頼みの綱であるという」意味)”の喫茶店に行く」と、そんなふうに語られていました。まさに、「環境」が変われば、どのように自分の「思考」が変わるか? どの場所とどの作業の相性がいいか? を、井上雄彦さんは自己分析できていたからこそ、作業場所を自分のアトリエに固定せず、作業をしていたのだと思います。

 

つくり話に聞こえるかもしれませんが、僕は作業内容や仕事の質によって、持つペンを変えたりもします。そう、ペンによって、思考が変わる。使うソフトによっても、どこの場所でキーボードを叩くかによっても変わる。どんなふうに変わるのか? そんな自己分析をしておくと、仕事のスピードや質はもっと上がるはずです(たぶん…)。