一昨日、久々に『ラジオ版「自分の仕事は、自分でつくる」』を配信しました。8月上旬は仕事とプライベートでバタバタしていて、収録どころか、出演のオファーも出せず…。
それはさておき、久々のゲストは、箏奏者の大川義秋さんでした。
確か昨年3月の『東京100年企業フォーラム』の懇親会でお会いして、19歳も年下なのですがなぜか話が合って、サシ飲みなんかもするようになりました。で、彼の“物語”はとても面白く、これからのビジネスマンのヒントもたくさん詰まっていると感じていたので、このタイミングでオファーをさせていただいた次第です。
詳しくは放送(Vol.33|「その日が来るまで」を、丁寧にデザインする[ゲスト:大川義秋さん])を聴いていただくとして…。
番組の後半で大川さんは、このようなお話をしてくれました。
「演奏者だから演奏だけをしていればいいと考えるのはダメで、会場に来てもらうまでの雰囲気だったり、その日が来るまでの楽しみをデザインすることが大事」
収録中、ひとり部屋で「うん! うん!」と、大きく首を縦に振っていたのは、ここ最近の僕の企画はすべてが、この“デザイン”を何よりも大事にしていたからです。
映像制作会社だからといって、映像だけをつくればいいわけではなく、職人だからといって、伝統工芸品だけをつくっていればいいわけでもない。生産者も、ただ野菜や果物をつくっていればいいという時代は終わりました。買ってもらうまで、手にしてもらうまでをどうデザインしていくのか? これからの時代、この部分の「デザイン力」は、生き残れるかどうかを左右する必須のスキルだと思うのです。
買ってもらい、手にしてもらうまでの楽しさ、ワクワク感をどうデザインしていくのか? だけでなく、買ってもらったあと、手にしてもらったあとも、どう楽しませるか? 自分たちのビジネスにおいても、今一度真剣に考えてみる必要がありそうです。