「幸福度が高い人って、どんな人だと思いますか?」
もし、そんな質問をされたら、皆さんはどのように答えるでしょうか。
僕の答えはとてもシンプルで、「与え続ける人」と答えます。
それはお金や物品の話ではなく、自分の「労力」や「時間」や「アイデア」や「知恵」といったもの。
事実、それらを与え続けることで、不安な気持ちが薄れたり、抱えている問題と冷静に向き合えるようになるという研究結果もあるそうです。さらに書くと、与えられた人よりも、与えた人のほうが幸福度も高くなるとのこと。
僕はお金や物品は与えられるほどの経済的な余裕はありませんが、自分のアイデアは与えることができる。今までは与え続けることによって、「自分のとっておきのアイデアをシェアしてしまったので、今の自分にはもうアドバンテージはない! 新しいアイデアを出せるかが勝負だ!」と、自分で自分をストイックに追い込んでいたのですが、あるとき、ふと気づいたのです。
与え続けるって、自分を追い込むのでなく、自分を幸せにするんだな、と。
「自分の貴重な時間や今まで積み上げてきたアイデアを誰かに与えるなんて、そんなのもったいない!」という人がいますが、それを惜しむのは、自分の幸福度を下げることになると、僕はあるときから考えるようになりました。そう考えるようになると、自然と日々の自分がポジティブにもなっていったのです。
与えることは、誰かに喜んでもらうこと。そして、自分の幸福度を上げること。そう、だから「与え続ける人」でありたいと思うのです。