自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「物足りなさ」や「苛立ち」が、自分の強みを教えてくれる

「今のあなた(自社)の強みはなんですか?」と聞かれたとき、「今の自分(たち)の強みなんて、わからない…そもそもあるのかどうか…」と、頭を抱えてしまう人も多いと思います。「見つからなかったら、周囲の人に聞いてみるといいよ!」とアドバイスをもらっても、今度は聞かれた人が困ってしまったり…さて、そんなとき、皆さんはどうしますか?

 

そこで注目をしたいのが、自分の心の中で芽生える「物足りなさ」や「苛立ち」。
実は、それが自分の強みである可能性が高いのです。

 

あるとき、尊敬している先輩にこんなことを言われました。
「あなたが周囲の人たちの“行動のスピード”に、よく物足りなさや苛立ちを感じたりするのは、普段からそこを強く意識していて、大なり小なり、そこに自信があるからそう思ったりもするわけ。あなたの“強み”を、自分の感情が教えてくれているんだよね」

 

そういう見方もあるのかと、そのときの僕は関心しました。
確かに僕はスキルや経験などよりも、「行動のスピード」を強みとして評価されることが多かったりします。そして、スキルや経験がないことに物足りなさや苛立ちを感じることはあまりなくても、周囲の人の行動のスピードが遅いとき、物足りなさや苛立ちを(時に強すぎるくらいに)感じることはある。

 

あなたが周囲の人に物足りなさや苛立ちを感じるとき、そこに自分の強みが隠されているかもしれないので、少し意識して向き合ってみてもいいかも。そう、「物足りなさ」や「苛立ち」が、自分の強みを教えてくれるわけです。