ご覧になった方も多いと思いますが、今日の朝、素晴らしいニュースを目にしたので、僕も思わず、こんなツイートをしてしまいました。
日々の準備とは、
— 大牧圭吾|ニッポン手仕事図鑑 編集長 (@by_waterman) June 29, 2020
こういうこと。
本当に素晴らしい。
知識として持っているのと、
行動できることは、
まったくの別物。
巨人・会田3軍コーチが人命救助!
地下鉄駅構内で意識失った男性に
心肺蘇生法&AED処置
(スポニチアネックス)#Yahooニュース https://t.co/HJVv4xGhMM
ざっくり説明をすると、巨人の会田有志3軍投手コーチが帰宅途中、駅であおむけに倒れている男性を発見。顔は血だらけで意識もなかったので、すぐに周囲の人に救急車を呼ぶようにお願いし、自分はAEDで心肺蘇生法を開始。しばらくすると男性の意識は戻り、救急車で搬送され、一命をとりとめたという出来事です。
本当に、素晴らしいです。
なぜ会田コーチが的確に処置できたかというと、2010年、試合前のシートノック中に木村拓也コーチがくも膜下出血で倒れ、亡くなったことを受け、選手を守らなければ…という意識が強くなり、救急講習を積極的に参加していたからだそうです。それだけでも、見習うべき行動力です。
そして、ここでさらに注目したいのが、救急講習を受けていたとしても、誰もがその場に居合わせたとき、同じようにできるわけではないということ。
講習をどのくらい真剣に聞いたか。どのくらいの回数、繰り返し講習を受けたか(=体に染み込ませたか)。講習を受けたあと、緊急時のAEDについて、日々どれだけ考えたか。それらの積み重ねの結果、会田コーチは「知識だけを持っている人」ではなく、「緊急時に、動ける人」になれたのです。
そう、「知識がある」と「行動できる」は、まったくの別物。そして、その違いは、日々の積み重ねでしかない。
改めてとても大事なことに気付かされた、素敵なニュースでした。