『転職と副業のかけ算』という著書がベストセラーになっているmotoさんが今日、こんなツイートをされていました。
『「副業でライティングスキルを身につけたい」「動画編集スキルを身につけて転職したい」という相談をもらうけど、外注できるスキルを身につけても市場価値は上がらないよね。時間を切り売りするスキルより「仕事を創り出す力」や「お金を引き出す交渉力」を身につけた方が長い目でキャリアに活きるよ』
基本、この意見には同意なのですが、個人的には「注釈」が必要だと思ったので、僕はこんなリツイートをしました。
『まさに。特に30代になってからは、強く意識したほうがいい。ただ、技術的なスキルがベースにあるからこそ、身に付けられる「交渉力」や「仕事を創り出す力」もある。20代のうちは、がむしゃらに技術を磨いてもいいんじゃないかなと、個人的には思っています』
たとえば、鋭いフォークボールを投げられるスキルを身につけようとしたとき、いきなりフォークボールを練習しても、一部の天才を除き、その努力は無駄になります。
まずは基本となるストレートをしっかりと投げられるようにならなければ、鋭いフォークボールなんて投げられないし、もっと書くと、筋トレをしっかりとやって、体をつくらなければ投げられない。
そう、ほとんどの場合、何か特別な(武器となる)スキルを身につけるには、ベースとなるスキル=“他者と差をつけづらいスキル”を身につけなければならないのです。
つまり、市場価値を上げたいのに、外注できるスキルに目を向けるのは少々的外れですが(それでも、人よりも優れたライティングや動画編集のスキルを身につければ、市場価値は上がります)、長い目でキャリアに活きる「仕事を創り出す力」や「お金を引き出す交渉力」を身につけるためには、その土台となる基礎スキルを磨くことが必須だと個人的には考えています。
「特別なスキル」は、「基礎スキル」の上に身につくのです。基礎は大事です。