自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「つくっている人」が、最後に一番“得”をする

「本を読む読者よりも、本をつくっている編集者のほうが、圧倒的に著者から学ばせてもらっている」

 

最近、とある問題を起こしてしまい、ちょっとばかり炎上してしまったある編集者の方が、何かの書籍のまえがき(か、あとがき)で、このようなことを書かれていました(もちろん、この方のことについて、今日は何も書きません…)。

 

僕も4月からラジオ番組(今日も配信をしました!)をはじめましたが、まさに今、“これ”を実感しているところです。
収録時間はだいたい15〜16分で、ノー編集でBGMだけつけて配信しているラジオですが、実はその収録の前後でいつも、20分程度の「雑談」があります。「あー、その話を届けたかった!」というようなお話も、ここで頻繁に飛び出してきたり…。本当に勉強になるのです。

 

ニッポン手仕事図鑑のインタビューでもそうですが、収録していないときの話や、映像では使わなかったインタビューの中にも、大きな学びがたくさんあります。でも、映像には、それは反映されない。そう、知っているのは、「つくっている自分(と、ビデオグラファー)だけ」なのです。だから僕はいつも、「つくる人」に立つことを真剣に考えています。人一倍学んで、得るものを得たいからです。

 

で、最後におまけを。
素敵なゲストを招き、ラジオの収録を20回ほどやらせていただいて、毎回たくさんの学びを得ているわけですが、今ひとつ強く思うのは、『「地道」こそが、何よりの「近道」である』ということ。ゲストの方にお話を聞かせていただき、結局、これに尽きるよね…と痛感しています。こんなふうに刺激を与えてもらい、明日の原動力を得られるのも、僕がつくる人の立場にいるから。そう、やっぱり「受け取る人」よりも、つくる人のほうが圧倒的に学ばせてもらえるのです。