自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

自分の「一生懸命度」を測るバロメーターを持っているか? 〜他人の評価軸で、ジャッジしてはいけない〜

「自分は今、“一生懸命”やっているだろうか?」

 

「新しい生活様式」という言葉をよく耳にするようになり、働き方だけでなく、企業のあり方もこれから大きく変わり、相当数の失業者が出ることが予測される時代の中で、何とか生き抜こうと必死になっている人はたくさんいます。「先が読めない時代なのに、そんなに必死になってどうするの?」と言う人も一定数いるとは思いますが、僕は必死になっている人が大好きです。

 

それはさておき、冒頭の自分自身への問いかけ。

 

「自分の一生懸命度」を正確にジャッジする測定方法や基準があるわけでもないので、この問いかけに対して、自分自身で自信を持ってジャッジすることはなかなか難しいものです。

 

だから、自分自身のバロメーターを持つしかない。というわけで、今日はひとつのサンプルとして、僕のバロメーターを紹介したいと思います。

 

『一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る』

 

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、これはあの戦国大名、武田信玄が残した言葉です。

 

僕の「自分の一生懸命度」を測るバロメーターはまさにこれ。
自分の口から今、何が出てくるかによって、今の自分がどこまで目の前の大事なことに対して、一生懸命になっているかがわかると考えています。無意識に愚痴や言い訳が出ているときは、少なからず一生懸命と言える状態にはなく、何かが中途半端だったり、少し気が緩み、思考や行動がいい加減になっていたりするからです。

 

他人の目からどう映っているかも大事ですが、一生懸命かどうかを判断するのは、最後は自分自身。そのバロメーターを持っていないと、他人に評価がすべてになり、メンタルがやられてしまうこともある。だからこそ、自分のバロメーターを持つことが大事だと思うのです。