自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

その「ひと言」で、相手は聞く耳を持つようになる

AさんとBさん、どちらの言葉に、あなたは興味を持ち、聞く耳を持つでしょうか?

 

Aさん
「静かな波の音が聞こえる作業スペースです」

Bさん
「想像してみてください。
 静かな波の音が聞こえる作業スペースです」

 

これは『1分で話せ』という本に書かれていた、ひとつの例題です。おそらくほぼ全員が、Bさんの話に耳を傾ける(=興味を持つ)と答えるはずです。

 

プレゼンや企画書の文章だけでなく、会議での発言でも、メールやSNSのちょっとした文章でも、相手が聞く耳を持ってくれるであろう「ひと言」を添えてみる。それを意識するだけで、相手は自分の話に興味を持つだけでなく、脳みそも活性化され、次に続く言葉をポジティブに受け取ってくれるようになります。

 

情報量が多く、あらゆる声に耳を傾けなければならなくなっている今、瞬間的に聞く耳(=興味)を持ってもらえなければ、相手はすぐ別の人の話に耳を傾けます。You TubeやSNSもそうですが、今は待つことが嫌いな人が増え、興味を持てないことに対しては瞬間的に、すぐに次! 次! となってしまう…そう、とてもせわしない時代だと言えます。だからこそ、“瞬間的”に聞く耳をつくるテクニックやスキルは、これからの時代の情報発信、そしてコミュニケーションには必要不可欠。そのテクニックひとつが、Bさんが使ったテクニックだったりします。

 

あなたが明日、誰かに届けたいメッセージ。どうしても聞いてもらいたい話。その目的を果たすために、相手が聞く耳を持つ「ひと言」を添えてみましょう。