自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「勝手にネーミング」で伝える力を磨き、より届きやすい言葉を選ぶ[テレワーク時代の仕事術 基本編④]

同じ空間にいたときには“何となく”伝わっていたことが、物理的な距離が出ることで、やはり伝わりづらくはなるものです。「顔が見えるとはいえ、オンラインミーティングでは何となく伝わりづらいなぁ…」と感じている人も少なからずいるのではないでしょうか。だからこそ、今まで以上に伝える力、言葉を選ぶ力を磨き、「届きやすい(=伝わりやすい、わかりやすい)言葉は何か?」を考えて、発信していく必要があります。

 

そんな“伝える力”を磨くためのトレーニングのひとつが、「勝手にネーミング(変更)」。

 

たとえば、博多明太子はアメリカでは『Cod roe(タラの卵)』という名前で売られていましたが、全然売れなかった…。それを『HAKATA Spicy caviar(博多スパイシーキャビア)』に変えた瞬間、爆発的に売れるようになったとか。日本でも『鼻セレブ』や『通勤快足』がネーミングを変えたことで大ヒットしたというエピソードが有名ですが、「理解するまでのスピード」が変わり、しかもそれがいい印象で伝われば、相手との距離感が縮まり、信頼感も増し、届き方=コミュニケーションは大きく変わります。

 

伝える力=コミュニケーション力が高い人は、「ネーミング」や「たとえ話」が上手だったりします。そしてそれは、持って生まれた才能ではなく、努力によって磨かれたセンスである場合がほとんどです。

 

冒頭にも書きましたが、物理的な距離が出ることで、コミュニケーションの密度は大なり小なり薄まってしまうもの。だからこそ、「勝手にネーミング変更」を日々のトレーニングに取り入れて、伝える力、わかりやすく表現する力を磨いていきましょう。