自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「判断を間違う」よりも、怖いこと

まず、備忘録的に書き残しておくと、弊社は今日から在宅勤務をはじめました。
もちろん、この経営的に厳しい状況下でどのくらいのレベルで仕事ができるか、正直怖いところがありますが、まずはやってみるしかない。そして、何より今は感染しないよりも、感染“させない”ことが大事。自分が感染していないと断言できないからこそ、最大限の注意を払わなければなりません。

 

そんな在宅勤務初日の朝のオンラインMTG(初日だからこその朝礼)で、僕ははじめて、志村けんさんがお亡くなりになったことを知りました。どなたかが「日本国民の親戚の面白いおじさん」とツイートされていましたが、本当にいつもそこいるのが当たり前で、少年だった僕は(大人になってからも、ですが…)どれだけ笑わせてもらったか。「ありがとうございました」という言葉しか出てきません。

 

志村さんの死があって、政府の対応を否定する声も日増しに増えていますが、何をやっても叩かれそうな空気が生まれている中で、当事者だからこその難しさはあるのだと思います。正直、ひとつの会社を見ても、社員の声は十分に理解していても、経営者としての判断が難しいときは多々ある。だから、判断する苦しみはよくわかるのです。

 

そう、よくわかる…。

 

その上で改めて思うのは、僕が日々仕事をしている中で意識をしていることと同じですが、「判断を間違う」よりも、「判断をしない」ことのほうが、時に怖いということ。何かを判断してしまうと、答えが出てしまう。だから、怖い…。でも、その答えを先延ばしにすることが、事態を悪くしてしまうことは多々ある。

 

ビジネスもコロナウイルスへの対応も、何が正解かはわからない。だから、できる限り(もちろん、しっかりと考えたうえで)早く判断をして、動く。早く動いた分だけ、軌道修正する時間も残されるのです。

 

判断する側の苦しみがあるのは重々承知で、改めて今思うのは、「判断をしない」ことの怖さ。これから僕らのような中小企業は、厳しい局面を迎えます。そのときに大切なのは、判断をすること。そして、決めたら全力で動くこと。改めて肝に命じて、明日から動いていきたいと思います。

 

最後に、改めて。
志村けんさん、楽しい時間をありがとうございました。少年時代の僕は、「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」ほど、はじまるのを待ち望んでいた番組はありませんでした。ご冥福をお祈りします。