自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「自分が社長だったらどうするの?」と、自分自身に問いかけてみる

僕は前職の会社でブランディング部門の責任者をしていたのですが、それもあって、当時は(今も、ですが)必死になってブランディングの勉強をしていました。今振り返ってみても、本当にたくさんの人と会って学び、あらゆる本も読み…必死に勉強していたな、と。それが土台になって、今、仕事ができています。勉強は大事。

 

それはさておき、自分がブランディングという仕事をするにあたり、ずっと注目していた人のひとりに、「東京會舘」のリニューアルや「グランツリー武蔵小杉」の総合プロデュースを手掛けた、ブランディングプロデューサーの柴田陽子さんがいます。お会いしたことはないのですが、著書(まだ読んでいないのですが、新刊の『勝者の思考回路』も時間を見つけて読みたい…)やWEBメディアのインタビュー記事を読んだりして、研究し続けている対象です。

 

その当時からずっと第一線で活躍されていて、今も年間で20〜30のプロジェクトを手掛けているそうですが、久々に読んだWEBメディアのインタビュー記事の中で、柴田さんがいつもスタッフに伝えている“フレーズ”についての話が書かれていたので、今日は紹介してみたいと思います。

 

『シバジムのスタッフにいつも伝えているのは「自分が社長だったらどうするの?」ということです。企業の戦略を預かる仕事ですから、自分が会社のトップだという当事者意識を持って仕事にあたる。これは絶対に欠いてはいけません。当事者意識を徹底することで、クライアントから信頼も得られます』

 

「自分が社長だったらどうするの?」

 

なぜ、当事者意識を持つことが大事かというと、当事者意識を持っていないと、信頼も得られず仕事を発注してもらえないのはもちろん、自社の社員やお客様が心から愛せるブランド(やコンセプト)も企画もつくれないから。そして、自分自身もその仕事から得られる経験値も変わってくるので、成長するスピードにも影響して、結果、会社への貢献度も変わる。だから、当事者意識を持つことは、言うは易しで難しいことなのですが、本当に大事なことなのです。

 

当事者意識を持っているか? と自分自身に問いかけたとき、どんな答えが自分から返ってくるでしょうか?
クライアントから信頼される人、クライアントから大事な仕事を任される人とは、当事者意識を持って、仕事を取り組める人なのです。