自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「段取り」とは、「想像力」である

今日は長野県塩尻市の木曽平沢で、「後継者育成インターンツアー」を開催しました。

 

「後継者育成インターンツアー」とは、本気で後継者を探している工房(産地)と、本気で作り手(=担い手)になりたい若者をつなげる、ニッポン手仕事図鑑が今もっとも力を入れているプロジェクトのひとつです。

 

今回はいつものプロフィール&PR文のみの選考でなく、最終選考で丸嘉小坂漆器店の代表である小坂さんとのWEB面談を行い、選ばれた4人の大学生が参加。参加条件も含めて、本気度が試される選考をくぐり抜けただけあって、その本気度は本物でした。最終的に“結ばれる”かはわかりませんが、ここから後継者が生まれることを願って、今日はゆっくり休みたいと思います。

 

と、ここで終わりたいところですが…。

 

「『段取り』とは、『想像力』である」
僕がここ最近ずっと考え続けていることで、今日のインターンツアーの最中に、何度も実感したことです。

 

スケジュールを組むにしても、書類を用意するにしても、「これだけでは、相手は困らないか?(わかりにくくないか?)」「こうしたら、もっとスムーズに動けるのでは?」と考えることは当たり前のことですが、意外にみんな、手を抜きがち。ちょっと想像力を働かせることで、相手の「困った…」はなくなり、その時間を気持ちよく過ごせるようになるのです。

 

僕が師匠にずっと言われていたのは、「まず、目をつむってみて。そして、その場に自分がいると考えて、想像してみよう。ほら、受け取った書類は曖昧なところが多いし、この待ち時間に何をすればいいの? と“参加者”である自分は迷っている…。そんなふうに想像して、ひとつひとつ微調整していくことが大事。段取りって、想像力だからね」ということ。今、自分がその場にいると思って、想像してみる。そういえば、これはキャッチコピーを書くときの基本だとも、教えられました。

 

そう、「段取り」も「キャッチコピー」も、「想像力」なのです。
想像力を、働かせよう。