自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

「お客さまのニーズ」は、“埋もれてしまうもの”である

今日、某社のオフィスへ打ち合わせに行ったあと、弊社映像チームのディレクターが「おすすめの焼肉屋があるんですけど、行きません?」と誘ってくれたので、久々にちゃんと鉄板で焼く焼肉ランチを堪能してきました。

 

お肉やタレが美味しかったのはもちろん、お米も宮城県産のひとめぼれを使い、水や炊き方にこだわっているとあって、大満足だったわけですが、実はディレクターが「おすすめ」と言った“最大の理由”は、味ではありませんでした。

 

その焼肉屋のランチメニューは「1品」しかなく、そのメニューの名前は『3分焼肉ランチ』。

 

3分とは、席に着いてから「3分以内」にお肉が運ばれてくるという意味で、店主がせっかちな性格だったことと、お昼休みを少しでもゆっくりと過ごしてもらいたい! という想いから開発されたそうです。事実、ランチタイムのオンタイムだったにもかかわらず、たった1分12秒で運ばれてきて、鉄板も熱くなっていたので、すぐに焼きはじめることができました。

 

そう、焼肉屋と言えば、「味で勝負!」「価格で勝負!」というお店が多いものですが、「時間で勝負!」するお店はなかなかない。お客さんのニーズはここにある! と決めつけず、少し視点をずらしてみると、埋もれているニーズを掘り起こせるということを、再確認させてもらえたランチタイムでした。

 

さらに書くと、店内は清潔感もあり、店員さんの接客もいいし、食器をきれいに積み、ゴミをまとめて、汚れた鉄板のフチをおしぼりで拭くと50円引きされる「お手伝い割引」という特典もありました。こういうアイデアも、ただ割引させるよりも、お客様の印象に残るものです。そう、ひとつの“PR”でもある。

 

「今、お客さまに喜ばれる面白いアイデアが出せないんだよなぁ…」と行き詰まっている人がいたら、メニューもPRも少し視点をずらして考えてみると、埋もれているニーズを掘り起こせるかもしれません。