昨日、青森県内での自治体営業を終えて、(勤務時間後に!)八戸で釣りを楽しんだあと、今、青森地域でのお仕事を一緒にやっている釣り仲間でもある五十嵐さんと熱く仕事論を語り合っていたのですが、その中で五十嵐さんはこんな話をしてくれました。
「僕は、翻訳者になりたいんですよね」
どういうことか?
たとえば、地元の農家さんと東京の事業者が何か新しいプロジェクトに取り組むとき、直接やりとりをしてしまうと、関係がこじれてしまったり、どちらかが疲弊をしてしまうことが多い。それは、明らかに言語レベル(そこには、知識も含まれる)が違うから。それは、地域の人同士でも同じ。言語レベルが違えば、円滑なコミュニケーション、気持ちよい仕事ができない…。そこをお互いの言語に合わせてつないでいくのが、そう、「翻訳者」。
数年前に仕事で関わった三戸町に移住した五十嵐さんは、今までのキャリアや東京や仙台という都市部で働いていた経験を活かし、三戸町でそんな役割を担える存在になりたいと語ってくれて、自分の役割を「翻訳者」と表現したのです。
「大牧さんは?」
そう聞かれて、僕の頭の中にパッと浮かんできたのは、「代弁者」。
コピーライターの仕事をしていたときから「代弁者であること」を意識していたのですが、今も関わりの深い地域や、職人さん、生産者さんの代わりとなって、彼らが届けていきたい言葉(=メッセージ)を、正しく丁寧に、伝えていく役割でありたいと強く願っています。
改めてそんなことを語ってみると、自分が今やるべきこと、目を向けるべきことがクリアに見えてきたりします。
さて、自分は「◯◯者」でありたいのか? を決めると、視界が良好になり、迷いがなくなって行動力も上がります。「最近、先が見えないな…」「次の行動への迷いがあるな…」と感じている人は、ぜひこの週末に考えてみてください。